子連れの聖地「アンパンマンこどもミュージアム」の運営会社はあの上場企業だった

乳幼児を連れた家族が必ず一度は訪れると言われる「アンパンマンこどもミュージアム」。5都市で展開される同施設の背後には、知る人ぞ知る株式会社ACM(Anpanman Children’s Museum)の存在がある。実はこの企業は上場企業の子会社だった。
企業分析ハック 2025.08.07
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全国5館・年間約300万人を動員する「アンパンマン帝国」は誰が運営している?

乳幼児を連れた家族が必ず一度は訪れると言われる「アンパンマンこどもミュージアム」。
仙台・横浜・名古屋・神戸・福岡の5都市で展開される同施設の背後には、知る人ぞ知る株式会社ACM(Anpanman Children’s Museum)の存在がある。

そう、会社名が示すようにこの企業は「アンパンマンこどもミュージアム」を運営するための会社なのだ。

しかし同社は非上場、IR資料もなく、公式サイトの会社概要だけでは全体像が見えづらい。
そのため「一体だれが運営しているのか」という疑問が親世代のSNSで語られることもしばしばだ。

実はACMは日本テレビホールディングス(東証プライム:9404)の連結子会社。
つまり「日テレグループ」の一員なのだ。

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【株式会社ACM誕生の経緯】21社共同事業から単独会社へ

「アンパンマンこどもミュージアム」の運営母体である株式会社ACMは、実は当初から一社単独で立ち上げられた企業ではない。

その起源は、2006年8月にさかのぼる。

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続きは、3291文字あります。
  • 【日テレグループ入りの真相】21億円での子会社化
  • 買収後も業績は急拡大
  • 【おまけ】そういえば2年前にスタジオジブリも買収した日テレ
  • 【おわり】「子どもを笑顔にする」ビジネスの裏側

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